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【インド】ダイキン エアコン用 新工場計画【スリシティ工業団地】
目次
ダイキン工業はインドに第3工場を建設。

新工場

インド南部の大都市チェナイ近郊の、スリシティ工業団地に用地30万平方メートルを取得した。(19万平方メートルは正式に取得、残り11万平方メートルは仮押さえ) 投資額はおよそ100億円 完成予定は2023年後半、2024年の出荷を目指す。

生産品目

住宅用・業務用の空調機(エアコン)に加え、現在タイから輸入している主要部品の圧縮機を生産する。 これにより、関税がなくなり、価格競争力が増すこととなる。 エアコンの生産能力は最大150万台の見込み。 ラジャスタン州ニムラナ団地に有する第1工場、第2工場と合わせ、300万台弱の生産拠点となる。インドに圧倒的な空調生産拠点を築く気づくことで、中国につぐ巨大市場を狙う。

インド市場

インドのエアコン年間市場は約500万台。 ダイキンのシェアは約20%首位。 現在のエアコン保有率は約5%と今後期待ができる市場であるとともに、アフリカ市場を見越した一台生産拠点としての狙いもある。 日刊工業新聞2021.6.24

アフリカ市場への期待

ダイキン工業はアフリカ市場戦略として、2018年から、ニムラナ工業団地にて製造したエアコンを中心に輸出を開始した。エアコンの流通には販売後の設置、保守サービスを行う販売店網が重要であり、インド法人の参加として、ケニアに支店を設置、インドにてアフリカの技術者に向けた研修を実施。 JETRO 2019.3.25

メイクインインディア

「メイク・イン・インディア:Make in India」とはモディ首相が就任した2014年から掲げるスローガンである。インド国内での製造業を促進し、GDP に占める割合を15%から25%に引き上げることを目標とし、輸入関税を段階的に高めるなどの施作をとっている。 その結果として、新たな雇用の創出、合駅赤字の縮小、輸出の拡大を目指している。 その中で、エアコンの生産についても対象となっている中で、ダイキン工業は部品を含め、現地生産比率を高めることで貢献する。

スリシティ工業団地(Sri  city)

インド南部の大都市チェナイ近郊にある工業団地。 いすゞ(LCV)、東レ(TORAY)、THK、愛三、コベルコ建機(KOBELCO)、日本精機、菊和(kikuwa)、日鍛バルブ(nittan)、東北特殊鋼(tohoku steel)など多くの日系企業が進出している。 Sricity企業一覧
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